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地域おこし協力隊が民泊チロルオープン、北海道浦河町で初ペット同伴施設

公開日: 2026年10月15日

地域おこし協力隊による新施設の役割

浦河町の地域おこし協力隊員・小室祐紀さん(51)が2026年10月1日に「民泊チロル」をオープンさせた。宮城県仙台市出身の小室さんは令和6年9月に地域おこし協力隊に着任し、観光振興を目的に活動している。

新施設は町内への移住・交流人口の増加や多様な宿泊ニーズ(ファミリー利用、友人利用、ペット同伴宿泊など)に対応するために、大通地区に新たな宿泊施設1室(2階・2DK)の運営を開始した。浦河町内でのペット同伴宿泊施設は初めてである。

ペット同伴対応の宿泊料金体系

利用料金は、1室1泊1万8千円(4人まで)、1人増えるごとに追加3千円(最大6人まで受け入れ可能)、ペット(犬)は同伴料として1匹2千円(3頭以上の場合は要相談)。チェックインは午後3時、チェックアウト午前10時。

全国で拡大するペットツーリズム市場

国内ペット関連市場は2024年度に約1.91兆円、2025年度には約1.93兆円へと拡大し、依然として2兆円市場の大台が視野に入ってきた。ペット同伴宿泊施設の増加は、この市場拡大の一部を反映している。

ペットツーリズムの需要が拡大する中、民泊施設も「ペット同伴」が大きな差別化ポイントになっており、各旅行サイトには「ペットと泊まれる宿」の専用ページが設けられている。

愛犬同伴の宿泊先選びにおいて重視することは「室内で自由に過ごせる」「食事中も愛犬といられる」が上位であり、飼い主のニーズに応えていくには、大切なペットと一緒に過ごせる場所やシーンが充分にあるかが重要である。

民泊市場の現状と課題

民泊市場は成長期から淘汰期へ移行しており、累計届出件数は5.7万件(2024年11月時点)と増加しているが、廃業率も36~38%に達し、実稼働物件数は3.7万件にとどまっている。

黒字継続事業者の共通点は差別化・管理体制であり、広めの物件、差別化施策、動的価格設定、管理体制の確立により稼働率60%超を実現している事例がある。小室さんのペット同伴というニッチな差別化戦略は、こうした市場環境の中での有効な経営判断と言える。

地域活性化の新しい担い手

さっそく、2~4日まで本州から浦河町を訪れた女性4人が宿泊し、ペット(犬)同伴の宿泊施設を開始して早速女性4人グループを迎え入れ満足していただいた。

地域おこし協力隊による民泊運営は、外部人材の視点と地元の課題解決を結びつける仕組みとして機能している。浦河町の観光振興・地域活性化の新しい担い手として、小室さんの取り組みは今後の展開に注目される。

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