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介護分野の特定技能外国人材、東北6県で2026年3月時点1200人超

公開日: 2026年5月7日

東北地方の介護業界で、特定技能外国人材の採用が急速に拡大している。山形県内の特定技能外国人は2026年3月末時点で1800人超となり、介護分野が最多との報告があり、宮城県を含む東北6県全体でも介護分野での受入れが進んでいる。

東北の高齢化と介護人材不足

東北地方は全国的に見ても高齢化率が高く、介護サービスの需要が年々増加している。宮城県、福島県、岩手県、山形県、秋田県、青森県のいずれも、介護職員の確保が喫緊の課題となっている。特に仙台市の青葉区、宮城野区、若林区、太白区、泉区では高齢者人口の増加に伴い、介護施設の増設が続いているが、日本人職員の確保が追いつかない状況だ。

特定技能「介護」の受入れ状況

特定技能制度における外国人材は33万人を超え、その中でも介護分野は主要な受入れ分野の一つとなっている。宮城県内では、特別養護老人ホーム、グループホーム、訪問介護事業所などで、ベトナム人材、ミャンマー人材、インドネシア人材を中心に採用が進んでいる。

仙台市内のある介護施設では、特定技能外国人材が夜勤業務を含む幅広い業務に従事しており、日本人職員と同等の役割を担っている。日本語能力試験N4レベル以上の語学力と、介護技能評価試験の合格が求められるため、一定の専門性を持った人材が集まっている。

受入れ施設に求められる支援

介護分野で外国人材を受け入れる施設には、以下のような支援体制の整備が不可欠だ:

  • 日本語教育の継続実施(特に介護専門用語の習得)
  • 介護技術の丁寧な指導とOJT体制の構築
  • 生活支援(住居、通勤手段、行政手続きなど)
  • 定着支援(メンタルヘルスケア、キャリアパス提示)
  • 在留資格更新や変更手続きのサポート

宮城県内の介護施設では、通訳翻訳サービスを導入し、外国人材とのコミュニケーションを円滑にする取り組みも広がっている。また、外国人材向けの相談窓口を設置し、生活面での不安を解消する支援も重要視されている。

育成就労制度による長期雇用への期待

育成就労制度が2027年4月から施行されることで、介護分野でもより長期的な人材育成と雇用が可能になる見込みだ。特定技能1号の在留期間は通算5年だが、育成就労制度では最長3年間の育成期間を経て特定技能へ移行できるため、施設側はより計画的な人材確保が可能になる。

東北全体での連携と情報共有

東北6県では、自治体や介護業界団体が連携し、外国人材受入れに関する情報共有やセミナー開催を進めている。青森県が外国人材受入れ企業向けオンライン相談窓口を2026年4月に開設するなど、地域全体で受入れ環境の整備が加速している。宮城県でも同様の取り組みが期待されている。

介護分野における外国人材の採用は、東北地方の高齢化社会を支える重要な施策となっている。受入れ施設には、外国人材が長く安心して働ける環境づくりが求められている。

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