東北6県の日本語能力試験受験者数、2025年度は前年比18%増の8400人
国際交流基金と日本国際教育支援協会が実施する日本語能力試験(JLPT)の2025年度東北6県受験者数が、前年比18%増の約8400人に達したことが明らかになった。宮城県内の受験者数は約3200人で、東北全体の約38%を占めている。
日本語能力試験(JLPT)の概要
JLPTは日本語を母語としない人の日本語能力を測定する試験で、N1からN5までの5段階のレベルがある。年2回(7月と12月)実施され、特定技能や育成就労の在留資格申請において、日本語能力を証明する手段として広く利用されている。N4以上の合格が多くの分野で求められる。

宮城県内の受験動向
宮城県では仙台市内の複数会場で試験が実施されており、2025年度は仙台会場だけで約3200人が受験した。受験者の国籍別ではベトナム、ミャンマー、インドネシアの順に多く、在留資格別では技能実習生と留学生が大半を占める。特に2025年後半からは、2027年4月施行の育成就労制度を見据えた受験者が増加している。
企業による受験支援の広がり
宮城県内の介護施設や製造業では、外国人材に対してJLPT受験料の補助や試験対策講座の開催を行う企業が増えている。仙台市内のある介護施設では、N4合格者に対して月額1万円の資格手当を支給する制度を導入し、外国人材のモチベーション向上につなげている。
2026年度試験の実施予定
2026年度のJLPTは、第1回が7月6日、第2回が12月6日に実施される予定。宮城県内では仙台市を中心に複数の試験会場が設置される見込みで、受験者数はさらに増加すると予想される。登録日本語教員による試験対策講座も各地で開催されており、合格率の向上が期待される。
東北地方全体への影響
東北6県全体では、青森県、岩手県、秋田県、山形県、福島県でも受験者数が増加傾向にある。各県の国際交流協会や自治体が外国人材向けの試験対策講座を実施しており、地域全体で日本語教育支援の体制が整いつつある。
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