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観光庁が住宅地での民泊実質禁止を容認、6月中に通知

公開日: 2026年6月29日

観光庁が民泊規制の大きな転換点を迎えました。2026年6月17日、住宅地での民泊営業を実質的に禁止する条例改正を容認する方針が明らかにされました。これまで民泊の産業育成を重視していた国の方針が、住民保護へシフトします。

観光庁の方針転換

観光庁は17日、住宅地での民泊を実質的に禁止する条例の改正を容認する方針を明らかにした。月内にも自治体に通知する。民泊について、これまでは産業育成の観点から禁止は適切ではないとしてきたが、騒音などのトラブルが拡大していることを受け、方針転換したとのこと。

この方針転換は、近年の民泊増加と苦情急増を受けたものです。具体的には、東京都新宿区では、苦情が2021年度の70件から25年度には924件に急増しました

「ゼロ日規制」とは何か

ゼロ日規制とは、自治体が条例で民泊の営業日数を0日にして、実質的に営業を禁止することです。観光庁はこれまでゼロ日規制を認めていませんでしたが、今回方針を変えました

これにより、各自治体は条例で民泊営業の完全禁止を定めることが可能になります。既存施設への適用可否は自治体の判断に委ねられる見通しです。

全国の民泊の現状

全国の届け出住宅数は、民泊新法施行から約8年で4万745件(26年5月15日時点)に達した。急速な増加に伴い、各地でトラブルが拡大しています。

特に東京23区では規制強化が相次いでいます。2026年4月から新たに規制強化される区として、墨田区は2026年4月施行で週末のみ営業、葛飾区は2026年4月1日施行で常駐なしの場合は平日営業禁止とされました

外国人材の住宅確保への影響

観光庁の通知発出により、全国の自治体で民泊規制の上乗せ条例改正が加速する可能性があります。外国人材の短期滞在受け入れを民泊に依存していた企業や自治体は、今後の対応を検討する必要があります。

  • 訪日外国人や在留外国人の短期住宅需要が減少するおそれ
  • 家具付き賃貸住宅やシェアハウスなど代替手段への需要増加
  • 外国人向け住居支援サービスの事業モデル見直し

民泊事業者の対応必須

観光庁は法的拘束力がない「技術的助言」として通知することを検討しているとのことですが、各自治体は高い確度でゼロ日規制を導入すると見込まれます。

民泊事業者は、以下の対応が急務です:

  • 自治体の最新規制情報の確認
  • 既存施設の営業継続判断
  • 旅館業法への転換検討
  • 投資回収計画の抜本的な見直し

2026年現在、民泊への規制は「量的な拡大」から「質の管理・住民保護」へと大きく方向転換しています。時代は民泊から、規制下の適正な短期賃貸や旅館業へのシフトを求めています。

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