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日本翻訳連盟、2026年6月9日の定時社員総会で新役員が就任

公開日: 2026年6月25日

一般社団法人日本翻訳連盟(JTF)は、2026年6月9日に定時社員総会を開催し、新役員が就任した。定時社員総会ではすべての議事が承認され、議決権行使や委任状への協力に対して謝意が示された。JTFは翻訳・通訳に関わる企業・団体・個人の会員から成る産業翻訳の業界団体で、1981年に任意団体として創立後、1990年に経済産業省から認可を受け公益法人となり、2012年に一般社団法人へ移行した団体だ。

JTFの役員体制が新たな布陣に

2024年6月には、翻訳・通訳業界を代表する団体として、会長に二宮俊一郎(株式会社翻訳センター)が就任しており、今回の2026年6月9日の定時社員総会でも改選が行われた。JTF公式サイトでは、就任した新役員の情報が公開されている。

翻訳・通訳業界を取り巻く環境は大きく変化しており、AIによる自動翻訳・音声翻訳の急速な普及が業界全体に影響を与えている。宮城・東北をはじめ全国で特定技能・育成就労制度による外国人材採用が拡大する中、ビジネス通訳・外国人教育の現場で多言語対応への需要は依然として高い。

第85回ほんやく検定を2026年7月25日に実施

JTFは翻訳者の育成を目的として「JTF<ほんやく検定>」を実施しており、第85回は2026年7月25日(土)に開催される。受験申込の期限は2026年7月13日(月)17時30分となっている。

同検定は第81回より一部サービスが変更されており、基礎レベルが休止となり、実用レベルの試験時間が2時間から3時間に変更されている(試験問題の長さは変更なし)。英日は10時開始、日英は14時開始となっている。

2024年度翻訳通訳業界調査レポートも公開済み

JTFは2024年度翻訳通訳業界調査レポート(アンケート集計結果)を2025年7月25日に公開しており、アンケート入力時にメールアドレスを登録した方への個別案内と、JTF会員向けの会員マイページでの閲覧が可能となっている。同レポートは一般販売は行われていない。

翻訳業界の世界市場規模については、2024年のFact.MRの調査によると、翻訳業界の世界市場規模は2024年に422億米ドルに達し、年平均成長率(CAGR)は2.5%で、2034年には541億米ドルに達すると予測されている。日本においても特定技能・育成就労制度の拡大に伴い、在留外国人向けの医療通訳・司法通訳・ビジネス通訳の需要は増加傾向にある。

宮城・東北の通訳翻訳需要と外国人材採用

宮城県内では、外国人材の定着支援や外国人教育の場面で通訳・翻訳が重要な役割を果たしている。ベトナム人材・ミャンマー人材・インドネシア人材の採用が介護・製造業・外食業で拡大する中、母国語対応の通訳翻訳サービスへの需要は高まっている。加速するアジア圏のグローバル化に伴い、中国語や韓国語をはじめ、ベトナム語やタイ語、インドネシア語、ミャンマー語といったアジア言語の需要が高まっている。

JTFの新体制のもとで業界全体の動向がどのように展開されるかは、東北各地の中小企業や登録支援機関にとっても注目される点だ。ビザ申請・在留資格に関する書類翻訳から、外国人材の日本語教育支援まで、通訳翻訳事業に関わる企業は今後の業界団体の取り組みを引き続き確認する必要がある。

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