国際交流基金『いろどり』に初中級レベルを追加、外国人材の日本語学習を強化
公開日: 2026年7月27日
国際交流基金は2026年6月1日、日本語学習教材『いろどり』に初中級(A2/B1)レベルの教材を追加しました。これにより、初級から中級へのステップアップを目指す外国人材の学習ニーズに、より段階的に対応する体制が整いました。
『いろどり』の改編背景
『いろどり』は、国際交流基金が開発した日本語学習教材で、特に外国人材の来日前教育や初期段階の日本語習得を支援してきました。今回の初中級レベル追加は、特定技能や育成就労制度の拡大に伴い、より段階的な日本語学習環境の必要性が高まったことが背景にあります。

特定技能・育成就労における日本語要件との連携
国際交流基金によると、特定技能1号の受け入れにはA2相当以上の日本語能力が求められます。2026年8月以降、JFT-BasicではA2.2(A2)と判定され、JLPTの場合はN4以上の試験合格が必須となります。一方、育成就労制度ではA1相当以上の日本語能力が就労開始前に必要とされており、初級から初中級への確実なステップアップが重要です。
企業の外国人材教育に活用
新たに追加された初中級レベルは、来日前の言語研修はもちろん、企業の社内研修プログラムにも活用されるとみられます。特に宮城県内の製造業や建設業、介護事業での外国人材採用が拡大する中で、より実務的な日本語習得をサポートする教材として期待されています。
現地日本語教師の研修強化も進行中
国際交流基金は2026年7月1日の日本語教育ニュースでも、「外国人材の来日前教育を担う現地日本語教師のための研修を行っている」と発表しており、教材追加と並行して指導者養成にも力を入れています。

