ベトナム・ドンナイ省がバングラデシュ人28人を強制送還、観光ビザでの不法就労摘発
ベトナム南部ドンナイ省の警察は2026年6月27日、観光ビザで入国しながら不法に就労・滞在していたバングラデシュ国籍の外国人28人を強制送還した。送還はタンソンニャット国際空港を経由してベトナム法に基づき実施された。出典:Vietnam News
観光ビザで入国後に不法就労・超過滞在
当局の調査・確認によると、対象となった28人全員がバングラデシュ国籍であり、観光ビザで入国した後、ドンナイ市内の各区・コミューンに所在する複数の企業で就労・居住を続けていた。いずれも在留許可期間を超えた状態での滞在が確認されている。
当局はDecree No. 282/2025/NĐ-CP(外国人の出入国・在留に関するベトナム法令)の規定に基づき、対象者に行政処分を科したうえで強制送還の手続きを進めた。
50日間の一斉取締キャンペーンを実施中
ドンナイ省警察は、2026年6月17日から8月5日までの50日間にわたる取締キャンペーンを展開中であることを明らかにした。このキャンペーンは、市内に滞在する外国人に関する違反行為を包括的に点検・調査・対処することを目的としており、公共の安全・秩序の維持、法令遵守の強化、安全で安定した生活・就労環境の確保を目標としている。
外国人・雇用企業の双方に遵法を呼びかけ
警察当局はベトナムに入国・在留・活動するすべての外国人に対し、以下の点を厳守するよう求めている。
- ベトナム法令を完全に遵守すること
- ビザに記載された目的に沿って入国すること
- 必要な就労許可を取得せずに就労しないこと
- 一時滞在登録・更新に関するすべての手続きを適正に行うこと
- 地域の治安・秩序に関する規定を遵守すること
また、外国人労働者を雇用する機関・企業・組織・個人に対しても、外国人労働力の採用・管理に関する法的要件への準拠を自主的に確認し、違反の発生を防ぐよう呼びかけた。
ベトナムにおける外国人就労管理の背景
近年、ベトナムでは外国直接投資(FDI)の拡大に伴い、外国人労働者の流入が増加している。一方で、観光ビザを利用した不法就労は従来から問題視されており、当局は定期的な取締りを強化している。今回のドンナイ省の事例は、こうした取締強化の一環として位置づけられる。外国人がベトナムで合法的に就労するためには、適切な就労ビザまたは就労許可証(Work Permit)の取得が義務づけられており、観光ビザでの就労は法令違反となる。
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