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タイ外務省がタイ人パスポートのビザ免除渡航先リストを2026年版に更新

公開日: 2026年7月8日

タイ外務省領事局は2026年7月、タイ人パスポート所持者向けのビザ免除渡航先リストを最新版に更新した。The Nation Thailandによると、2026年版のリストでは35か国・地域に対しビザ申請なしでの入国が認められており、許可される滞在期間は14日から最長365日まで渡航先によって大きく異なる。

更新の背景と注意事項

今回のリスト更新は、タイ政府が国内外のビザ政策を随時見直している流れの一環だ。領事局は、日本や台湾については期間限定の免除措置が適用されているとし、ミャンマーについては空港入国限定など条件が付いている場合もあると注記している。渡航先国の政策は随時変更される可能性があるため、当局はすべての旅行者に対し渡航前に最新の入国要件を改めて確認するよう呼びかけている。

タイのビザ相互主義原則との連動

タイはビザ政策において「相互主義」を基本原則のひとつとして採用している。タイ人に対してビザなし入国を認めている国・地域には、タイ側も同等の扱いをするという考え方だ。今回更新された35か国・地域のリストも、この原則を踏まえて構成されている。一方、タイへの外国人入国に関しては2026年5月に93か国を対象とした60日間ビザ免除を廃止し、大半の国を30日以下に戻す措置が内閣決定されており、受入れ側・送出し側の双方でビザ政策の見直しが進んでいる。

ヘンリー・パスポート指数とタイの立ち位置

タイ人パスポートの国際的な通用力は、ロンドンを拠点とするヘンリー&パートナーズが毎年発表する「ヘンリー・パスポート指数」でも確認できる。同指数は199か国のパスポートを対象に、ビザなしでアクセスできる227の渡航先の数に基づいてランク付けを行っている。タイ政府のビザ免除制度の拡充を背景に、タイ人は82か国・地域にビザなしで入国できるとされており、政府はこれをタイの国際的影響力の向上と位置づけている。

今後の見通し

タイ外務省は今後も、国家安全保障・経済的利益・観光促進のバランスを考慮しながらビザカテゴリーを国別に精査するビザ政策委員会による審査を継続する方針だ。タイ人が海外に渡航する際のビザ免除対象は今後も変動する可能性があり、当局は随時の情報更新を呼びかけている。パスポートを活用した海外就労・留学・長期滞在を検討するタイ人にとっても、渡航先国のビザ政策の変化を継続的に把握しておくことが不可欠となっている。

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