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航空機整備の特定技能試験、2年連続100%合格、業界の人材育成モデルが変わる

公開日: 2026年10月5日

ONODERA USER RUNは2026年6月にフィリピン・ダバオにて実施された特定技能1号評価試験(航空分野:航空機整備)において、OUR BLOOMING ACADEMYフィリピン・ダバオの学生11名が受験し、全員が合格。この合格率100%の達成は、昨年度に続き2年連続となった。

国際平均合格率の3倍超、成功する人材育成のモデル

海外にて同試験が実施されているフィリピン・モンゴルの2カ国における、OUR人材を除く累計平均合格率は32%と難易度が高い傾向にある。この中での100%達成は、単なる人材育成の成功を超え、業界全体の課題解決の道を示している。

航空機整備は専門性が極めて高く、多くの専門用語習得と実技訓練が必須である。ONODERA USER RUNの成功の背景には、当該分野の試験にて初となる合格者を輩出した2024年から3年連続で、株式会社JALエンジニアリングのインストラクターによる航空機整備に関する独自のカリキュラムを実施し、試験合格に向け取り組んでいることがある。

海外拠点での無償教育が日本の人材不足を補う

2026年6月30日現在、ONODERA USER RUNは累計教育人数12,162名、特定技能試験の合格者を10,074名輩出。特定技能人財の職業紹介においては8,433名が内定、6,637名がすでに紹介先で就業を開始している。

注目すべきは、この人材育成が「ワンストップ」で行われている点だ。海外での無償教育、国内への人材紹介、就業後の生活支援まで、一貫したスキーム「OURストレートスルー」により、試験合格から就業まで一連の支援体制が整備されている。

航空機整備分野の特定技能が直面する現実

令和6年6月時点で航空分野の特定技能は959人(空港グランドハンドリング953人、航空機整備6人)とまだまだ少ない状況である。全特定技能1号の総数が251,594人であることを考えると、航空分野は例外的に人材が限定されている。

この現状は、航空機整備試験の難易度と、必要とされる即戦力人材のレベルの高さを示している。日本の主要航空会社であるJALやANAが直接、海外の教育機関に指導者を派遣する取り組みは、人材不足が深刻である証左であり、同時に業界が海外人材育成に本気で投資を始めたことを意味する。

今秋から始まる就業、中長期的な人材確保戦略

見事試験に合格した11名の学生は、日本への入国およびスムーズな就労開始に向け、日本語や航空機整備の学習を継続的に行う予定であり、今秋から日本での就業が開始される。

これらの動向は、日本の航空業界が単なる労働力不足への対応ではなく、高度な専門技能を持つ人材を組織的に育成・確保する中長期戦略に転換していることを示唆している。地方の中小製造業や建設企業とは異なり、航空分野では海外パートナーとの協働による人材育成モデルが構築されつつある。

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